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パラドックス

2021年1月14日
情報システム |

2回目の緊急事態宣言の発令を受け、普段にも増して休日は引きこもり気味の情報システムグループ大沢です。私のニューノーマルな休日の過ごし方は、動画サイトをぼんやり眺め続ける事…。気付くとだいたい1日が終了しています。気兼ねなく外出できる日が早く来るといいですね!

 

そんな中で最近お気に入りなのが、「パラドックス」を扱った動画です。パラドックスとは、正しそうに見える前提と、妥当に見える推論から受け入れがたい結論が得られることを指す言葉だそうです。(Wiki参照)「〇〇のパラドックス」という題名でいろいろなパラドックスものを紹介しているのですが、『モンティホール問題』『ブライスのパラドックス』『サンクトペテルブルクのパラドックス』『シンプソンのパラドックス』あたりがとても面白いので、興味がある方は是非検索してみてください。

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パラドックスにはどこかに矛盾した前提があるのですが(矛盾も有名なパラドックスですね)、それが上手いこと隠されていたり、見落とされてしまうことであり得ない結論に行きついてしまいます。社内での事例でも、「計算式が全部合ってるはずなのに答えが合わないんだけど」と質問されることがありますが、そういう時はだいたい『計算式が全部合ってる』←ここが間違っています。

 

以前、個々の平均値を合計して再度平均してしまう間違いがよくありました。費用対効果がプラスになるはずの試算で導入した仕組みが、実は期待値の見積もりが間違いで思った効果が出なかった。つまり、削減できる費用だけ抽出して、増える費用を見落とした、ということがありました。

 

失敗も多々ありますが、こういったパラドックスも種が分かれば手品と一緒で引っかかりにくくなります。間違った前提で間違った試算を行わないように、ミクロではなくマクロでモノを考えられるように、成長していきたいものです。

 

今後も貴重な引きこもりの時間を有効活用して、コロナの終息を願いながら、パラドックスの知識を増やしてまいります。


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