コロナ禍での決断。もう一度、物流の世界へ。
高校卒業後は大手物流会社へ就職。体を動かせる仕事がしたくて入社したのですが、配属されたのは事務作業がメインの部署…。さらに時間帯も不規則で、ついには体調を崩してしまい、6年ほど勤めて退職しました。次に選んだのはスポーツクラブのインストラクター。妻ともその職場で出会いました。仕事も楽しく、プライベートでも「そろそろ結婚を」と話していた矢先、新型コロナウイルスが流行。施設も閉鎖を余儀なくされ、給与も半分以下に。このままではダメだと転職を決意しました。物流業界に戻るきっかけは、コロナ禍で物流が活躍していることをニュースで知ったから。どんな状況でも物流はなくならない。もう一度やってみようと。この会社を選んだ理由は、福利厚生に力を入れており、子育て支援制度などが手厚かったから。社員のことを1番に考えている温かみに惹かれ、入社を決意しました。
現場の人に寄り添う。インストラクター時代の経験が活きている。
現在は埼玉県内の共配センターに所属。共配センターとは、共同配送センターの略。複数の荷主様にかかわる商品を一括してお客様にお届けする物流センターのことです。なかでも私は某大手コーヒーショップ向けの商品(コーヒー豆、包材、グッズ、店内装飾品など)を担当。メーカーから納品された商品を、専用のハンディ端末で指示書をチェックしながら、店舗別に仕分けていきます。また、サービススタッフさんの管理も大切な仕事です。その日のシフトと作業内容を照らし合わせながら、うまく人員配置することで、滞りなく作業ができる状態をつくっていく。イレギュラーな状況下でも現場のスタッフさんと一体となり、無事に出荷を乗り切れた時には大きな達成感があります。大切なのはスタッフさんとの信頼関係。相手の気持ちに寄り添って指示・フォローしていくという点では、インストラクター時代に培ったコミュニケーション力が活きています。
自分だけでなく、家族のことも大切に思ってくれる。
入社してまず感じたのは、職場の人たちの温かさ。はじめましての人が、みんな普通に話しかけてきてくれたことに驚きました。というのも以前に勤めていた物流会社は、必要最低限の人としか話さないといった感じの職場だったので。とにかく話すのが好きな人が多いので、わからないことがあっても質問もしやすいですし、自然と話しかけてきてくれるのですぐに馴染むことができました。あと魅力だと思ったのは、社員だけでなく、社員の家族のことも大切に思ってくれる会社だということ。子育て支援手当(子ども1人につき1万円/月)があったり、自分だけでなく奥さんの誕生日にも花束やグルメ券をプレゼントしてくれたり。とくに感動しているのは奥さん。いつも「子供と家族に優しい会社だね」と言っています。「いや、おれにもちゃんと優しいから」と、フォローもしています(笑)。
将来のこと
入社して1年かけて、現在任されているポジションの仕事はある程度できるようになりました。でも、まだまだ。おなじ仕事でも朝・昼・夜と時間帯によって、作業の進め方や扱う商品などもガラリと変わります。今後はそれらを経験し、現場全体の作業の流れを理解できるようになりたいです。あとはプライベート。休日はだらだら過ごすのが好きなのですが、最近お腹まわりが気になりだしてきたので、ジムに通いだしました(というより奥さんが働く前職のジムへ、半ば強制的に…笑)。気も、身も、どちらも引き締めて頑張ります!