運輸安全マネジメント
当社では、輸送の安全に関する方針や輸送の安全に関する目標を年度毎に定め、
輸送に関する統計、対策、教育、研究など運輸安全マネジメントに関わる情報の公開をしております。
1. 輸送の安全に関する基本的な方針
ⅰ. 2023年度 品質方針
今期は2024年問題を迎える重要な節目の年となる。当社は、来る2024年問題に向けて様々な人財育成基盤を整え、待遇改善や労働条件の改善を実施してきた。それらをさらに充実をさせ、働きやすい職場づくりを目指して取り組んでいく。
今期スローガン「働きやすさを高めよう! 」のもと、ルールを守りコミュニケーションがしっかりとれる環境を従業員に提供し、さらなる生産性・品質向上を確立していく。
- 安全品質
新人SDへの研修体系を確立し、さらに高みを目指すための拠点研修の強化を行っていく。 また、交通事故再発者の防止のための再教育プログラムを確立していく。
SI(指導員)の全拠点配置を完了させ、評価体制を組込み、安全活動の活性化を図る。
重点拠点の安全対策会議の強化や浸透と、地区別安全共有会議を通じての、交通事故防止の強化に繋げる。
- 作業品質・運行効率
作業生産性・運行効率性を指標に基づき、PDCAサイクルをまわし向上に繋げる。 また商品クレーム破損報告書を活用し、在庫差異・破損・誤仕分け等の原因を分析し、品質向上を図る。アサボを全拠点(CVS本部を除く)に導入させ、アシストアプリを展開し、運行負荷軽減、効率向上および品質の確保、働きやすさを高める。
- 配送品質
道路交通法や配送統一および納品ルールを遵守し、配送業務を行う。今期は、未然に配送時のマテハン事故やトラブル削減のための全社取組みを実施する。そして、SD一人一人が安全行動をとってもらい、配送品質の向上に繋げる。
ⅱ. 2023年度 安全方針
輸送の安全確保は事業経営の根幹である。
2.輸送の安全に関する目標
ⅰ. 2023年度 品質目標
- 安全品質の向上
・交通事故発生件数の抑制
:昨年対比 20%削減
(SR得点向上、社速厳守)
・重大事故撲滅
:0件 (年間)
・労働災害の削減
:昨年対比 30%減 - 作業品質の向上
・弁償金
:昨年対比 50%減
(商品弁償費、トラブル対応費) - 配送品質の向上
:配送統一ルールの厳守、アサナビの浸透
3. 事故に関する統計
【2022年度の自動車事故報告規則第2条に規定する事故】
アサヒロジスティクス株式会社
・疾病による運行の中断 ・・・ 3件
・前方不注視による衝突(人身) ・・・ 1件
・車道飛び込みによる衝突(被害) ・・・ 1件
計5件
4.輸送の安全に関する重点対策
- 輸送の安全の確保が最も重要であるという意識を徹底し、関係法令及び安全管理規定に定められた事項を遵守いたします。
- 輸送の安全に関する費用支出及び投資を積極的かつ効率的に行うよう努めます。
- 輸送の安全に関する内部監査を行い、必要な是正措置又は予防措置を講じます。
- 輸送の安全に関する情報の連絡体制を確立し、社内において必要な情報を伝達、共有いたします。
- 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し、これを的確に実施いたします。
5. 輸送の安全に関する計画
ⅰ. 管理職、ドライバー教育及び研修
- 管理者からドライバーまで教育体制を確立し、更なるレベルアップを図ります。
- チーム活動を通じて、ドライバーのやる気を引き出します。
- 初任運転者、事故惹起者の教育研修を行います。
- 国土交通省告示1366号の教育を年間で計画的に行います。
- 運行管理者、整備管理者の教育及び研修 各公的機関の講習会で計画的に研修を受講します。
- 社内 滑川福田センターに実技コースを完備し、集中的な教育も実施しています。
ⅱ. ナスバネット(インターネット適性判断システム)の導入
- ドライバーの一般診断受診結果より、安全・エコドライブ指導を行います。
- 一般診断はナスバネットを利用し、定期的に実施しています。

ナスバネット利用風景

ナスバネット
ⅲ. 安全運動
春・秋に全国交通安全運動にあわせた事故防止運動を重点的に展開する他、年末年始と年3回の安全運動を展開し、輸送の安全性向上に努めます。
- 安全の集い
- 安全初夢大会
- 事故撲滅強化月間実施
- 追走監査実施
ⅳ. 健康管理
6ヶ月毎の健康診断を全従業員が受診し、結果を基に健康維持に努めます。
ⅴ. グリーン経営の推進
交通エコロジー・モビリティ財団より、グリーン経営認証の取得を受け、様々な環境保全活動への取り組みを行っています。
- 省燃費運転
- 安全運行
- 故障のない車両の維持
- 職場の活性化
認証拠点
ⅵ. 評価事業への取組み
- 全国貨物自動車運送適正化事業実施機関より「安全性優良事業所」として、事業所ごとに認定を受け、安全性の向上を図っています。
- 指定された教育以外に、安全の取り組みも積極的に実施しています。
認定拠点
6. 社内組織体制および指揮命令系統
7. 事故、災害等に関する報告連絡体制
8. 輸送の安全に関する教育および研修
安全マネジメントの実施状況を点検するため、少なくとも年に一回以上、運輸安全に関する内部監査を実施します。
9. 輸送の安全に関する内部監査
安全統括管理者は、重大事故(自動車事故報告規則第2条に規定される事故)、重大な災害(労災事故含む)、重大な違反、道路交通法第108条の34で公安委員会から通報された案件、労働基準監督により重大と指摘された場合、緊急に内部監査を実施します。