みなさまこんにちは。
今回担当させていただきます、運行推進グループの内藤です。
普段は、滑川福田センターにてサービスドライバー(以下SD)の新人研修をメインに業務を行っています。
さて、私は年末に高校サッカーの全国大会を観に行ってきました。
さいたま市にある浦和駒場スタジアムでの試合です。
技術的に洗練されたプロの試合も非常に面白いものですが、時間が限られた学生生活、負けたら終わりのトーナメント、常に後のない学生たちの真剣勝負は、また別の感動をもたらしてくれます。
我が家には3人の息子がおり、みんなサッカー少年です(でした)。
私は親バカ全開で、子どもたちの試合をビデオに撮り続けています。
15~16年の間に、何百試合撮影したことでしょうか。
「後で見返す資料になるように」との思いで始めた試合撮影ですが、全体をしっかりと見えるように撮るのはとても難しいものです。
理想は、駒場スタジアムのようなスタンドの高い位置から撮影することですが、少年たちが試合をするのは主に学校の校庭や河川敷のグラウンドであり、スタンドはありません。
身長171cmの私の目線で撮影すると、近くの細かいプレーはよく見える一方で、全体の動きは見づらくなってしまいます。
そこで、普段は身長よりも高い一脚を使い、少しでも高い位置から撮影するようにしています。
河川敷のグラウンドで土手が使えると、視点が高くなる分、見え方が一変します。
普段テレビで見ているサッカーの視点に少し近づき、チームのフォーメーションや選手の動き・距離感が非常にわかりやすくなります。
試合後に子どもたちと映像を見返すと、本人のイメージと実際のプレーの違いがよくわかると言っています。
視点の位置で、見えるものは大きく変わりますね。

ここからは、新人研修のお話です。
当社は、トラック運転未経験で新人研修に来られる方がおよそ半数。
車両の大きさに戸惑い、イメージと実際の動きの違いに苦労される新人SDさんも少なくありません。
ここで重要なのが、車両の外からの視点です。
3~4人で1台のトラックを使い研修を行う中で、「外から見ているとわかるんですよね」という声をよく耳にします。
その視点を運転席にいてもイメージできるように、私たちはさまざまな工夫をしています。
説明がうまく伝わり、相手の頭に「ランプ」がピコーンと点いたような表情を見たときは、私たちにとっても喜びの瞬間です。
俯瞰的なイメージがつかめると、車両の動きがぐっと洗練されます。
そうなれば、あとは検定合格に向けた練習を繰り返すのみ。一安心です。
一方で、残念ながらなかなか「ランプ」を点けられない方もいます。
そうしたときには、私たち自身の力不足を痛感し、「どう伝えればよかったのか」を自問自答しています。
誰の頭にもランプが点く、そんな完璧な説明方法はありません。
だからこそ私たちも、たくさんの視点を持ち、同じ内容でも表現方法やタイミング、言い方、体験方法を工夫し続ける必要があります。
1つでも多くの「ランプ」を点けていただけるよう、チームで伝え方や表現方法を共有し、個々に合った説明方法を模索していきます。
2025年も、たくさんの「ランプ」を点灯させるお手伝いができますように!