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特別展「神護寺」に訪れ 

2024年8月29日
役員 | 社員のプライベート
こんにちは、管理本部長の阿部です。今回は私がブログを担当させていただきます。
暑い日が続く中、アサヒロジスティクスグループは今年も大きなトラブルなく、お盆の商盛期を乗り越えることができました。
私もお盆は少しだけ現場に入らせていただきましたが、サービスドライバーさん、サービススタッフさん、拠点間接社員の奮闘には頭が下がる思いであると同時に、私自身がエネルギーを頂けた気がします。
従業員の皆さん、どうもありがとうございました、そしてお疲れさまでした。
さて私は先日、東京国立博物館で開催されている特別展「神護寺」に行ってまいりました。
神護寺は京都市の西北、高雄に所在する真言宗の寺院で、空海(弘法大師)ともゆかりの深い寺院です。
今回、東京国立博物館は9:30開館とのことで10分ほど前に到着したのですが、すでに入場待ちの列ができあがっておりました。 
炎天下の中10分ほど待った後に開館したのですが、その入場待ちの方々の目的はほぼ全員「神護寺」だったようで、開館すると同時に本館前を素通りして平成館へ向かう列ができておりました(笑)。
さて、特別展「神護寺」に入場しましたが、実のところ神護寺のことは今回の特別展に来るまでよく知りませんでした。
もともと歴史好きの父の影響もあり、学生時代は毎年のように父と京都旅行へ出かけ、鞍馬・貴船や比叡山にも足を伸ばしたりして、すっかり京都通のような顔をしていましたが、「神護寺、行った記憶がない・・・」ということで、音声ガイドの料金を支払い、一から勉強するつもりでまわらせていただきました。
今回見学したこと、調べたことから簡単に神護寺の歴史をまとめると、以下の通りです。
弘仁元年(810年)    
空海が高雄山寺において鎮護国家の修法を行った(空海によって行われた最初の鎮護国家の修法)
天長元年(824年)   
「神願寺」と「高雄山寺」が合併し、「神護国祚真言寺(じんごこくそしんごんじ)」=神護寺となる
正暦5年(994年)と久安5年(1149年) 
火災で消失するなどして、平安時代末期には衰退する
仁安3年(1168年)    
後に中興の祖となる武士出身の僧・文覚が参拝し、神護寺の再興を決意
後白河法皇の怒り買い島流しなどになるが、のちに源頼朝や後白河法皇の恩恵を受け、再興事業が再開
江戸時代中期       
堂宇7、支院9、僧坊15を数えるまでに再興されている
神護寺には複数の国宝が保管されていましたが、今回の特別展神護寺では、そのほとんどを見ることができます。
以下、今回展示されていた(はず)を記します。
・木造薬師如来立像     (写真は特別展『神護寺』にて配布されたパンフレットより抜粋)
・木造五大虚空蔵菩薩   (写真は特別展『神護寺』にて配布されたパンフレットより抜粋)
・紫綾金銀泥両界曼荼羅図(高雄曼荼羅)
・絹本著色釈迦如来像
・絹本著色伝源頼朝像・伝平重盛像・伝藤原光能像
・絹本著色山水屏風
・灌頂歴名
・文覚四十五箇条起請文
神護寺の国宝のほとんどは、平安期のものですので、実に1000年以上前の貴重な品々ですね。
高雄曼荼羅は流石に痛みが激しく、一緒に展示してあった後期作のレプリカのほうが鮮明でしたが、1000年以上も前の曼荼羅と考えると確かに国宝の重みを感じるものでした。
また、薬師如来立像は国内に現存する薬師如来像の中でも最高レベルの傑作と言われているそうですが、確かに保存時状態が良好であるだけでなく、目の前に立つと厳かな雰囲気が伝わってくる素晴らしい作品であると感じました。
私は昔から、このような文化財の中では文書や絵画と比べ、圧倒的に仏像が好きです。
ですから、今回でいうと薬師如来像と五大虚空蔵菩薩と対面できたことは、非常に有意義な時間でありました。
歳を重ねるにつれ色々なことで好みも変わってきていますが、文化財の興味はまだ仏像好きのまま変わっていないようです。(今回の特別展での展示はありませんでしたが、刀剣も好きです)
文書や絵画の文化財に対する興味が増せば、今回のような展示の見学をもっと充実したものにできるはずです。
仏像以外にも興味が持てるようになる日が来ることを期待して、今後も文化財に触れていきたいと思います。
最後になりますが、今回の特別展は神護寺創建1200年と空海生誕1250年を記念して開催されております。
そして、アサヒロジスティクス株式会社は今期で設立70周年を迎えており、神護寺と同じく節目の年を迎えております。
アサヒロジスティクスの70年は、お客様、協力会社様、仕入先様、そして従業員の皆さんと多くの方に支えられた賜物であると考えています。
これから先も80年、90年、100年と食を支え続けていくため、私も会社も皆さまと一緒に成長し続けていきたいです。

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