人財本部の高橋寛です。早いもので入社から半年が経ちました。
この間も次々と変化していくアサヒロジスティクスのダイナミズムに追いつくので精一杯ですが、なんとか振り落とされないよう頑張っています。
さて、10月にESサーベイ※を実施しました。多くの方のご協力、ありがとうございました。
この結果をもとに、よりよい会社を目指して様々な取り組みを展開していきたいと思います。
※ESサーベイ:従業員満足度およびその要因調査
人財本部にいる私が目指しているのは「働く幸せ」です。
そこで「働く幸せ」についてこんなお話がありますのでご紹介します。
神奈川県川崎市に日本理化学工業という会社があります。
社員の7割以上が知的障がい者です。
なぜこれほどまでに知的障がい者を積極採用しているのでしょうか?
それは、前社長である大山泰弘氏と、ある法事の席で隣りにいた僧侶との会話がきっかけでした。
大山氏は、常々抱いていた考えを僧侶に問いかけました。
「当社には障がい者の方が何人か働いているのですが、わざわざ満員電車に乗り、苦労して仕事を覚えなくても、施設のなかにいたほうが本当は幸せになれるのではないでしょうか?」
僧侶はこう答えたそうです。
「人は施設の中で守られていれば幸せになるのでしょうか?」
「人の幸せには4つあります。
一つめは、”愛されること”
二つめは、”ほめられること”
三つめは、”役に立つこと”
四つめは、”必要とされること”
この4つです」
「この4つすべてが満たされるのは何でしょうか?」
「仕事です。仕事にはこの4つがすべて入っています。施設が人を幸せにするのではなく、仕事が人を幸せにするのです」
この言葉に大山氏は感動し、これ以降、積極的に知的障がい害者を雇用し働く幸せを味わってもらっているということです。
当社の経営理念にもあるCS=ES=CSの「ES」はまさにこの4つが基本だと考えています。
上司や仲間から愛されていますか?
日々の仕事をほめてもらっていますか?
自分の業務は誰かの役に立っていますか?
そして、あなたの仕事は誰かに必要とされていますか?
そうでないとしたら、私たちは全力で直していかなければなりません。
職種や職位関係なく、すべての当社で働く人たちが対象です。
但し、これらは会社から一方的に与えられるというものではなく、みなさん自身もお互いに行動をしていくことで実現していくものです。
働く皆さんが幸せであれば、まわりも幸せになっていきます。
そうやって少しずつ幸せの輪が広がり、平和な世の中につながっていけばと思っています。
終わりなき旅ですが、頑張っていきます。
これからもよろしくお願いいたします。