約1年3か月ぶりのブログとなります。情報システムグループ 二階堂です。
新型コロナウイルスの5類への移行や、すべて真夏日となる8月の東京など、様々な環境・時代の変化がありますが、ふと立ち止まって考えさせられる出来事がありました。
私は幼少期豊島区池袋に住んでいた為、都内でショッピングや食事を楽しんだりするのは、新宿や渋谷・銀座などではなく昔から馴染みのある池袋がほとんどです。学生の頃アルバイトをしていたのも池袋。その池袋で8月31日に実に61年ぶりと言われた出来事が発生しました。
いろいろなメディアで取り上げられていたのでご存知の方も多いと思いますが、池袋の顔ともいえる西武百貨店池袋本店がストライキにより臨時休業となりました。
どういった状況なのかは報道が多くありましたので割愛させていただきますが、今後池袋が大きく変貌していく事は間違いないと思います。
その西武池袋本店も変化への様々な対応を行っていました。屋上遊園地やCDショップなどは無くなり、空中庭園といわれるフードコートのような屋上や雑貨店に変わり、国旗を刺したお子様ランチもすっかり見なくなり、有名回転寿司やイタリアンのお店などへリニューアルしていきました。
私がアルバイトをしていた頃は身だしなみにおいて、茶髪やイヤリングなどのアクセサリーも制限されていましたが、今は時代の流れに合わせ販売員にふさわしいものであればOKだそうです。
そんな時代の変化への対応を客として見てきた中で、今回のストライキにとても感銘を受けた事がありました。
西武の大きなロゴの下に設置されている、いつも大きく掲げられていた8本の垂れ幕(懸垂幕)がしっかりと引き下げられていた事です。
ストライキによる臨時休業は急遽決められ現場はかなりの混乱があったのではと思います。しかしながら休業日には垂れ幕をしまうという基本的な作業がしっかりと守られていました。
近年の西武池袋本店は元旦も営業となっており、入れ替えなどのメンテナンス時以外は常に掲げられていた垂れ幕を、しっかりとしまい込むという風土・教育、そしてそれを粛々と行える社員の方々は大変素晴らしいと感じました。
変化が激しい時代ではありますが、基本の徹底を忘れず変化への対応をし続けていく事で、当社の経営理念にもある『日本の食生活を支える物流インフラ企業として』今回の様に混乱時においても平常心を持って業務を遂行できる様、まずは日々の業務をしっかり行ってまいります。