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安全專一

2020年9月24日
安全対策強化 |

 今月6-7日に日本付近を台風10号が通過しました。被災された方におかれましては、心よりお見舞いを申し上げます。昨年の大型台風の被害から、早い段階からの警戒への強い呼びかけと各人の安全意識の向上を報道等で感じました。これから起こり得る台風においても、常に危険が隣り合わせであるという意識でもって対応する事で、少しでも被害を少なくできるのではと考えます。

今回ブログを担当致します安全品質強化グループの濱田です。

 

安全專一

足尾銅山に表示されていた実際の看板。ホーローでできており、現存する枚数は数枚といわれる大変貴重な標識

 

 

さて、今回タイトルにあります「安全專一」という言葉は、以前子供を連れて行った足尾銅山の坑内観光施設の中にあったものです。足尾銅山は、400年の歴史を誇り、かつて“日本一の鉱都”と呼ばれたところです。閉山後に坑内の一部が開放され、当時の辛く厳しい鉱石採掘の様子が年代ごとにリアルな人形で再現されています。鉱石から銅になるまでの過程などが展示されている銅資料館もあり、日本の近代化を支えた足尾銅山の歴史を学ぶことができます。その坑内を歩いていて目に入ったのが、この「安全專一」の看板です。そこにあった説明書きを読むと、こう書いてありました。

説明

 

坑内では事故が絶えなかったそうで、人形をみても皆裸で防具等は何も着けずに石を削っている姿から、怪我の状況はひどかったのではないかと想像できます。近代化が進み機械化になるにつれ、更に危険な事故が多かったとの事です。欧米では、この安全運動の更に1世紀も前にはこの理念があり、近代化に「 安全專一 」の理念は不可欠であったのでしょう。

我が国の安全運動創始から今年で110年目。冒頭に書きましたが、ここ最近は天災による被害が多くなってきました。改めて『 安全 』の重要性とその意識を高めることが大事であると考えます。『 安全は何事にも優先 』。我々物流業界では特にそうです。いかにして安全を確保できるか、これからも追求して参ります。

 

最後に、いつもの我が家の小動物について。相も変わらず猫と亀とカタツムリ。ちょっとした仕草が愛しく、また新しい発見もあります。彼らにも常に『 安全 』でいられる様、こころ配っていきたいと思います。


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