「それ、ふっつくから気を付けてね」と子供に言うと、「ふっつくじゃないよ、くっつくだからね」と注意されました。最初はよく分からず、きょとんとしていると「それ方言だよ」と真顔で言われてしまいました。。。
まだまだ方言が抜けないことにショックを隠せない人財グループの村上です。
私は、人生の大半を東北で過ごしています。埼玉に来たばかりの頃は、よくイントネーションが違うと言われていましたが、今は標準語を話していると思い込んでいました。方言が出るのは、実家に帰った時と親と電話で話す時くらいだと思っていたのですが、子供に他にもあるか聞いてみたところ、「食器うるかしといて(水につけておいて)」とか「ゴミ投げて(捨てて)きて~」というのが方言だと知りました。以前から、親の痴呆防止の為、子供と30分くらい電話をさせています。話をしていて内容が分かるのかと聞くと「半分くらい」と答えました。。。よく会話が成立していたなと感心しました。
地域によって違いますが、
・ありがとう→おしょうしな
・こんばんは→おばんかた
・よかった→いがった
・疲れた→こわい
以上のように言います。
「おばんかた」に関しては、本気で標準語だと思っていたので、指摘されたときは衝撃を受けました。
では、なぜ私と子供の会話が成立していたのか。これは脳による仕組みで、情報の欠けている部分を、知識や経験をもとに自動的に補うという機能があるからだそうです。この仕組みがあるからこそ、方言やわからない言葉が出たとしても会話の前後でなんとなく理解し、なんとなく会話ができていたみたいです。ただ、仕事での勘違いや思い込みは、判断ミスにつながることもあります。前回もこうだったから、今回もこうだろうと思い込むのではなく、一つ一つ確認をする意識改善が必要だと思いました。
最初に戻りますが、ショックを受けている私に子供が「ママは標準語と方言と二か国語を話せるんだよ!」と励ましてくれました。ポジティブな発想に一気に心が晴れて、二か国語を話せるバイリンガルな自分は凄いと思う事にしました。
まだまだ、自粛やマスク生活が続き大変な日々をお過ごしでしょうが、引き続き体調管理には十分お気を付けください。