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グリーン経営をご存じですか?

2015年4月30日
総務 |

日本のCO2の排出量は、2009年をボトムに増え続けております。 特に4年前の東日本大震災を機に原発の稼働停止が相次ぎ、火力発電での電力補充に頼らざるを得なくなってからは、歯止めが効かなくなっています。 CO2の排出は地球温暖化につながるとして、京都議定書に基づき削減目標を掲げ取り組んでおりますが、逆の現象になっているのが実態であり、環境問題は深刻化しております。 私たちの物流業界はどうでしょうか? 貨物自動車(トラック)からのCO2排出量は、1996年をピークに年々減り続けています。 これは排ガス規制によるところが大きいのです。

 

ところで皆さんは「グリーン経営」という言葉を聞いたことがあると思いますが、どんな事なのかご存知でしょうか?事業活動は基本的に営利活動であり、事業者は事業を進めるにあたってコストを削減し、利益を上げることが要求されます。 一方環境問題が深刻になるにつれて、企業が持続可能な成長を図るためには、営利性の追求と同時に、環境保全を企業の社会的責任として捉え、事業活動における環境負荷の削減を図っていくことが不可欠となってきました。 事業活動の中に環境保全への配慮を組み入れ、営利性の追求と環境配慮の両立を図っていくことを経営のグリーン化と呼んでいます。 「グリーン経営」とは自主的・計画的に環境対策を進めながら,経営面での向上を図っていく経営をいいます。 具体的には、燃費向上によってコストの削減を図ることができる「エコドライブの推進」や「低公害車の導入」等は、「グリーン経営」を推進する代表的な取り組みといえます。 トラック運送事業者は中小規模の企業が大部分を占めており、事業活動を進める上でこうした「グリーン経営」の考え方は不可欠です。「グリーン経営」を進めるためには、「自社の環境保全活動の取組状況の把握」→「評価結果に基づく改善策の検討」→「行動計画の作成」→「計画に基づく取組の推進」→「取組状況の把握と見直し」 というサイクルによって様々な環境保全活動の継続的な向上を目指すことが必要です。 弊社では環境方針を定め、環境保全組織を整え、従業員教育を進めながら「グリーン経営」に取組んでおります。 「エコドライブの実施」と「車両の点検・整備」は、運輸業界に期待されているCO2や自動車排出ガスの削減対策を進める上で効果的且つ不可欠な取組であり、経営と環境対策の両立を図るという観点からも重要な取組です。 「低公害車の導入」はCO2や大気汚染物質の排出削減などに大きな環境改善効果が得られます。 「廃車・廃棄物の排出抑制、適正処理及びリサイクルの推進」は、車両の使用に伴う環境保全対策にとどまりません。 車両使用による環境負荷への配慮と同時に、事務所においてもゴミの分別、不要な照明の消灯、空調機器の適正温度設定、コピー紙等の使用量削減等の実践が求められます。以上が環境保全にも配慮した「グリーン経営」の概要です。

 

弊社では、現在16拠点でグリーン経営認証を取得しておりますが更新の時期を迎えております。 未取得拠点については新規に認証取得予定であります。 皆さん、一緒に「グリーン経営」を推進して参りましょう。


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