みなさん、こんにちは。今回のブログ担当、経理グループの森元です。

2020年というきれいな並びの年を迎え皆様いかがお過ごしでしょうか。一月も中旬となり、日常に戻り忙しく過ごしている頃かと思います。

さて、私の新年の楽しみの一つは届いた年賀状にじっくりと目を通すことですが、今回は友人から送られた文中に印象に残っ た言葉があったので、そちらを紹介したいと思います。

みなさんはタイトルにもある「常若（とこわか）」という言葉を聞いたことがあるでしょうか？私もどこか聞いたことがあるな、くらいの言葉だったので早速google先生に聞いてみたところ、「いつまでも若々しいこと。また、そのさま。」とありました。そしてこの言葉に関連して出てきたのは、2013年に行われた伊勢神宮の式年遷宮で、どおりで聞き覚えがあったなと一人納得した次第であります。

遷宮の詳細は文字数の制限上割愛させていただきますが、簡単に説明しますと、二十年に一度社殿や御装束神宝を全て新しくすることです。これを行うことにより建築技術を現代に継承し、いつまでも新しく、いつまでも変わらない姿を望むことができます。このことを指して「常若」と称するとのことでした。

さて、前述の友人に話を戻しますと、彼は表面上の意味から解釈を進め新年を迎えるとともに自分自身も新しく造り変え、新しい自分になれる正月って最高だなっ！という意味合いで使っていました・・・

人によって解釈、使い方は様々ではありますが一つ言えることは常に考え方、発想を新しくすることにより自身を固定化、陳腐化させず、現代の流れの早さに適合させ、時代が求める価値を創造していけるのではないかということです。

2020年、そして干支の始まりの鼠年という区切りが良く、何かを始めるには最適の年に5年後、10年後を見据えて培ってきたものを大切にしつつも「常若」の精神で進んで行こうと気持ちを新たにした年初でありました。